ニキビ内服治療(アクネトール)
■ アクネトール(イソトレチノイン)治療について
■ 治療のご案内
当院では、重症・難治性のニキビに対して、内服治療薬「アクネトール(イソトレチノイン)」による治療を開始しました。
イソトレチノインは、これまでの外用薬や抗生物質で改善しなかったニキビに対しても高い効果が期待できる治療薬で、皮脂分泌の抑制や毛穴詰まりの改善、炎症の抑制など、ニキビの原因に多角的に作用します。
繰り返すニキビや瘢痕(ニキビ跡)にお悩みの方にとって、有効な選択肢の一つです。
■ アクネトールとは
アクネトールは、ビタミンA誘導体である「イソトレチノイン」を有効成分とする内服薬です。
以下のような作用により、ニキビの根本改善を目指します。
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皮脂腺の縮小と皮脂分泌の抑制
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毛穴の詰まり(角化異常)の改善
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アクネ菌の増殖抑制
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炎症の抑制
一定期間内服することで、長期的にニキビができにくい肌質へと改善することが期待されます。
■ こんな方におすすめ
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抗生物質や外用薬で改善しないニキビ
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繰り返し再発するニキビ
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顔だけでなく背中や胸にも広がるニキビ
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ニキビ跡を残したくない方
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重症の炎症性ニキビ(結節・嚢腫など)
■ 治療の流れ
- 診察・適応の判断
- 採血検査(肝機能・脂質など) 治療開始前と治療開始後1ヶ月後
- 内服開始(体重に応じた用量設定)
- 定期的な診察・採血によるフォロー
通常、4~6ヶ月程度の内服を目安に治療を行います。
■ 料金表(アクネトール治療)
※すべて自由診療(税込)
■ 初診料
- 初診料:3,300円
- 再診料:1,100円
■ 採血検査
- 採血:3,300円
※肝機能・脂質などを確認します
■ 薬剤費(アクネトール)
- 10mg(30日分):6,600円
- 20mg(30日分):11,000円
※体重・症状に応じて用量を調整します
■ 副作用について
イソトレチノインは効果が高い一方で、副作用にも注意が必要な薬剤です。
主な副作用は以下の通りです。
■ よくみられる副作用
- 口唇炎(唇の乾燥・ひび割れ)
- 皮膚の乾燥
- 目の乾燥
- 鼻出血
■ 検査異常
- 肝機能障害
- 脂質異常(中性脂肪・コレステロール上昇)
■ その他
- 筋肉痛・関節痛
- 頭痛
- 気分の変調(抑うつなど)※まれ
■ 重要な注意事項
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方は内服できません(催奇形性あり)
- 内服中および一定期間は避妊が必要です
- 授乳中の方は使用できません
- 定期的な採血検査が必要です
- 強い乾燥症状が出るため、保湿ケアが重要です
- 18歳未満の方は投与できません
■ よくあるご質問(Q&A)
Q. どれくらいで効果が出ますか?
A. 個人差はありますが、1〜2ヶ月程度で改善を実感する方が多いです。
ただし、開始初期に一時的に悪化する「初期増悪」がみられることがあります。
Q. どれくらいの期間飲みますか?
A. 一般的には4〜6ヶ月(16〜24週間)程度内服します。
体重あたりの総投与量を目安に治療期間を調整します。
Q. 再発はしませんか?
A. 治療後は再発しにくくなることが多いですが、完全にゼロではありません。
再発した場合でも、軽症で済むケースが多いです。
Q. 副作用が心配です
A. 最も多いのは乾燥症状(唇・皮膚)です。
適切な保湿ケアでコントロール可能なことがほとんどです。
また、定期的な採血で安全に管理します。
Q. 妊娠中でも飲めますか?
A. 服用できません。
胎児に重大な影響(催奇形性)があるため、
内服中および終了後一定期間は確実な避妊が必要です。
Q. 男性でも避妊は必要ですか?
A. 女性ほど厳格ではありませんが、パートナーへの配慮として避妊が推奨されます。
Q. 他のニキビ治療と併用できますか?
A. 内容によりますが、外用薬(ベピオ・デュアックなど)は併用可能なことが多いです。
抗生物質の内服は原則不要となります。
Q. 保険は使えますか?
A. アクネトール(イソトレチノイン)は自費診療となります。
Q. 飲んでいる間に気をつけることは?
A. 以下に注意してください
- 保湿をしっかり行う
- 紫外線対策をする
- 献血は不可
- アルコールは控えめに
Q. 誰でも受けられますか?
A. 以下の方は治療できません
- 妊娠中・妊娠希望の方
- 授乳中の方
- 重度の肝機能障害がある方
- 18歳未満の方
また、医師の判断で適応外となる場合があります。
■ 最後に
イソトレチノイン治療は、適切に使用することで高い効果が期待できる一方、医師の管理のもとで慎重に行う必要があります。
当院では安全性に十分配慮しながら、一人ひとりに適した治療をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
