下痢
下痢の原因はさまざまで、感染症による感染性胃腸炎だけでなく、アレルギー、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、薬による下痢、機能性ディスペプシアといった機能異常などがあげられます。
治療法は原因に応じた対処が必要となります。
感染症による下痢症状の場合、原因となるウイルスの排泄が完了するまで胃腸の安静、整腸剤による乳酸菌製剤の使用など、細菌が原因となっている場合は抗生物質の使用が必要となることもあります。
アレルギー反応によって、胃腸に好酸球という白血球の一種が集まることによって炎症が慢性的に起き、下痢を起こすこともあります。
原因となっているアレルギーを調べる、そのアレルギーの摂取を控えるなどの検査・対策が必要となってきます。
アレルギー検査は当院でも可能ですので、まずはご相談ください。
アレルギーの原因物質の摂取を控えても改善が得られない場合は、内視鏡による消化管の検査や、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患と同様、専門医療機関による治療が必要となるため紹介させていただきます。
薬剤性の下痢の場合は、薬の適正使用が必要となります。
抗生物質や、意外にも下剤を漫然と内服されている方の下痢症状も時々見受けられます。
機能異常の場合は、薬物療法や栄養指導・食事療法などで対応していきます。
下痢症状を繰り返すと水分や栄養素が失われるため、適切な水分補給や食事改善、必要に応じてビタミンやミネラルなどの補給も行われます。