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喘息

喘息は気管支の炎症や痙攣によって呼吸が苦しくなる疾患で、慢性的な喘息は気道の慢性的な狭窄を引き起こすことがあります。
喘息の症状には息切れ、胸の痛みや圧迫感、咳、痰、呼吸困難などがあります。

スパイロメーター

肺機能検査に用いられる機器の一種で、呼吸に関するデータを計測することができます。
口に装置を咥え呼吸をすることで肺活量、努力性肺活量、1秒間に吐き出せる呼気の量などを測定することにより、肺が硬くなっているのか、気道が狭くなっているのか、治療の効果があるのかなど判断することができます。
肺気腫や気管支喘息、肺線維症などの呼吸器疾患の診断や治療の評価などに使用されます。
非侵襲的で簡単な検査なので、お気軽にご相談ください。

呼気NO検査

呼気一酸化窒素検査は、気道炎症や気管支喘息の程度を評価するために行われます。
気道の炎症がある気管支喘息の方では、炎症性刺激によって気道上皮の一酸化窒素合成酵素が誘導され、呼気中の一酸化窒素濃度が上昇します。
一方で、気道炎症が軽度の場合や、気管支拡張剤などの治療を行っている場合は、呼気中の一酸化窒素濃度が低下します。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の方の中に喘息を合併する方もいるため、この検査を行うことによって、吸入する薬剤が変わってきます。

簡便で非侵襲的な方法であり、スパイロメーターとの組み合わせによって、呼吸器疾患の診断や治療効果の評価に役立ちます。

喘息の治療

まずは、喘息の発作を予防するために、原因となる物質を避けることが大切となります。
喫煙や副流煙による二次喫煙を避けることも大切です。
また、喘息を発症している人は、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防するために、予防接種を受けることが推奨されます。

ステロイドや気管支拡張薬、抗ヒスタミン薬などの薬物療法があります。
吸入薬が合っているかどうか呼気一酸化窒素検査によって評価をしていきます。
気道の炎症を抑え、気道を広げることで症状を緩和する効果があります。
重症の喘息の場合には、気管支鏡検査を行うため専門医療機関での検査・治療が必要となる可能性があります。

定期的な診察や検査、積極的な治療介入が重要となります。
ちょっと息苦しい、風邪引いた後、咳が続いているなどの症状があれば、お気軽にご相談していただければと思います。

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